母と長野の安曇野へ行ってきました。
わさび園といわさきちひろ美術館。
途中、松本市内にあるフレンチレストランの
「HIKARIYA-NISHI」というお店に行って
ランチしました。
豪農の館や古民家好きの私としては、
以前からネットや雑誌で見かけては気になっているお店でした。
もともと松本の名門商家「光屋」として有名な歴史的建造物を
ある空間設計家が
レストランに作り替えました。
そして、
建物敷地内西にある蔵ではフレンチ(HIKARIYA-NISHI)、
敷地内東の母屋では日本料理(HIKARIYA-HIGASHI)を
楽しめるお店にしたそうです。
黒を基調とした暗めのシックな玄関をくぐると
庭につながります。
「HIKARIYA」というだけあって、あえて玄関を暗くして、
庭方向から光が差し込むような造りになっているのでしょうか?
粋な造りです。
一歩庭に出ると、
日本庭園の中にモダンな建物が現れて、
お!シェフ発見!
モダンな建物はキッチンで、シェフ丸見え。
キッチンの左隣の蔵がレストランでキッチンとつながっています。
蔵は見た目フツーなので省略。
今回写真にはありませんが、
私が感動した料理が、
冷前菜の「サーモンと蕎麦の実のタルタル」。
手まり寿司のように丸く握ったサーモンのタルタルの中に、
プチプチと蕎麦の実が入っていて新鮮でした。
蕎麦の実とは蕎麦処長野県ならでは。
まさに地産地消。
サーモンのタルタルはトマトの帽子を被っていました。
丁寧に皮が剥かれたトマトは果肉を薄くカットされ、
タルタル球の表面のアーチにぴったり合うように
トマトもアーチ型にカットしてありました。
美しく芸術的なトマトをついつい凝視。
シェフの繊細な作業には脱帽です。
メインは「牛フィレ肉のロティ 地野菜とバルサミコのソース」
でしたが、母が頼んだ真鯛の方が美味しそうだったのでパチリ!!
真鯛の下にはラタトゥーユがサンドしてあり、
更にその下には厚くカットして焼いたポテト?と思いましたが、
ポテトではなく、なんと焼いた大根でした!!
いい意味で期待を裏切られました。
大根のまさかの登場にビックリしましたが、
このようにフレンチの食材として、
サプライズで使ってもらってよかったね、と大根に言いたくなります。
真鯛より大根の方がインパクトが強かったと思います。
シェフは安曇野出身の33歳。
私の一つ上かぁ。
地元の食材の良さを上手に引き出し、繊細さと大胆さを兼ね備えた料理で
お客さんの舌を唸らせる。
尊敬してしまいます。
いいぞー!アラサー世代!!